ICLとは

ICLは、眼内コンタクトレンズとも呼ばれる視力矯正手術で、目の内部にレンズを移植して近視や遠視、乱視による見え方を改善します。挿入したレンズは半永久的に使用できるため、眼鏡やコンタクトレンズの着脱やお手入れの手間がかからなくなります。

ICLがおすすめの方

次のようなご希望がある方には、ICLが適しています。

  • 眼鏡やコンタクトレンズを使わずに生活したい
  • 角膜を削らない手術を希望している
  • 近視が強い、角膜が薄いなどの理由でレーシックが適応にならない
  • 日帰りの手術を受けたい

ICL手術とほかの眼科手術の違い

ICL手術と混同されることのある、ほかの眼科手術との違いについて説明します。

レーシック手術との違い

レーシック手術はレーザーで角膜を削り、近視を矯正する方法です。これに対し、ICL手術は角膜を削らず、眼内にレンズを挿入する手術です。そのため、レーシック手術と異なり角膜に負担をかけません。また、レーシック手術では削った角膜を元に戻せませんが、ICL手術では必要に応じて挿入したレンズを取り除き、元に戻すことが可能です。

白内障手術との違い

白内障手術も眼内レンズを使用するため、ICLと混同されることがありますが、内容や目的は異なります。白内障手術では濁った水晶体を取り除き、眼内レンズを入れるのに対し、ICLでは水晶体をそのまま残し、視力矯正のためのレンズを眼内に移植します。

ICLの特徴

ICLの5つのメリットについてご紹介します。

鮮やかな視界

レーシック手術では、角膜を削ることで術後にコントラストが低下し、全体的に明るく見えるようになりますが、ICLではよりクリアで色鮮やかな視界が得られます。

幅広い矯正対応範囲

レーシック手術は、近視の強さや角膜の薄さ、形状によっては受けられないこともありますが、ICLは強度の近視や遠視、乱視、角膜が薄い方にも対応可能です。
※術前の検査結果により、ICLが適応とならない場合もあります。

長期にわたる安定性

ICLに使用される眼内レンズには生体適合性の高い新素材「コラマー」が採用されています。1997年から世界で使用されており、17年以上にわたる長期的な実績があります。

ドライアイのリスクが少ない

レーシック手術と比べて切開部分が小さく、3mm程度ですむため、術後のドライアイのリスクを軽減できます。

紫外線を防ぐ効果

ICLの眼内レンズには紫外線吸収剤が含まれており、一定の紫外線を防ぐことができます。
※ただし、UV吸収サングラスの代用にはなりません。

ICL手術の流れ

眼内レンズは、以下の手順で虹彩と水晶体の間に留置します。手術にかかる時間は、両目で約30分です。

  • 1.眼球を3mmほど切開し、インジェクターという器具を用いて折りたたんだ眼内レンズを挿入します。
  • 2.目の中で眼内レンズがゆっくりと広がります。
  • 3.レンズの支持部分を虹彩の裏側に挿入し、固定します。
  • 4.最終的に眼内レンズが虹彩の後ろにある毛様溝に安定して留置されます。

当院のICLの費用

単焦点 704,000円
多焦点 836,000円

※価格は税込です。

ICL認定医が執刀

本院院長の留守 良太、いわで院院長の宮本 武は、ICL手術の十分なトレーニングを受けて基準を満たした「ICL認定医*」です。不安な点がございましたら、どのようなことでもお気軽にご相談ください。
*ICLレンズを提供するSTAAR Surgical社が発行する資格

よくあるご質問

Q.ICL手術が高額である理由は何ですか?
A.ICLレンズは先進的な技術で設計され、長期間安全に装着できるよう考慮されています。また、手術には高度な専門知識と技術が必要であるため、相応の治療費が必要です。
一方、ICLは半永久的に使用できるため、短期的には費用がかかりますが、長い目で見ればコスト面でも利点があります。特にコンタクトレンズを常用する方は、長期的には費用を節約できる可能性があります。
Q.ICL手術を受けられる条件はありますか?
A.ICL手術は以下の条件に該当する方が対象です。

・21歳から45歳までの方
・術前の等価球面度数が-6.0D以上の強度近視の方(等価球面度数-15.0D以上は慎重に適応)
・VICMOモデル:円柱度数が+2.5D以下の近視の方
・VTICMOモデル:円柱度数が+1.0Dから+4.0Dの近視性乱視の方

そのほか、目の状態により手術が適さない場合もあるため、手術前の検査で確認します。
Q.手術中や術後に痛みはありますか?
A.手術には点眼麻酔を使用するため、ほとんど痛みは感じません。また、手術中は照明を使用するため、患者さまが手術の様子を直接見ることもありません。ご希望に応じて、緊張感を和らげる笑気麻酔の利用も可能です。
Q.術後に注意する点はありますか?
A.術後は目を保護するためゴーグルを着用いただき、当日はシャワーや入浴をお控えください。1ヶ月間は目元のメイクも避けてください。
また、翌日は目を休めるために仕事はお休みください。当日は視界がぼんやりしていますが、翌日から鮮やかな視界が得られます。
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